体感旅

外に出るのが死ぬほどこわい、

それを家族に言うまで一年かかりました。

一年間、出ようとするとハカハカMAX。

玄関とリビングを行ったり来たり

出られないわたしを、わたしが責め続けて

一番体積をしめてるこわい、を中に閉じ込めて

体も心も動かなくなりました。

ある日夫に、

歩いて3分の薬局に行くのがこわい。。

と伝えて、

ものすごく驚かれた。

驚かれて、嫌われる。

バカにされたり笑われたりする、と思ってたら

なんでもっと早く言わなかったの??と

すぐに言われました。

夫はわたしをただ助けたかった、

そういう頼り甲斐のある人だったし

わたしをいつもどうにか助けたい人だったのを思い出しました。

それがわかって、

家族からまず自己紹介が始まりました。

一歩も出られないときは

読書がわたしをいろんな世界へ連れていってくれました。

皆に助けてもらう、と決めてからは

皆にいろんな世界へ連れていってもらっています。

人生は誰かとわたしの旅が混ざり合う。

体感しながら毎日旅をする。